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【KPI未達の原因とは?営業組織を強化する目標設定の秘訣】

2024.12.18

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はじめに:なぜ営業目標が達成されないのか?
「なぜKPIが未達なんだ…」
月末の会議室に響くため息と、集計された売上報告書に書かれた未達成の数字…。

「次こそは達成しよう」と何度も目標を掲げたはずなのに、結果は変わらない。営業部門全体に漂う重い空気と焦燥感、そして「このままで本当にいいのだろうか?」という不安が、経営者やマネージャーの胸を締めつけます。

一方、現場の営業マンたちの心情はどうでしょうか。
「こんなに頑張っているのに、なぜ数字がついてこないんだろう…」
「毎月、目標未達の報告をするのが辛い」
「トップセールスマンのようにはなれないかもしれない…」

努力が報われない現実に直面し、自信を失いかけている社員たち。そんな彼らを前に、リーダーとしてどんな言葉をかければいいのか、あなたも一度は悩んだことがあるはずです。

KPIが達成されない“本当の原因”とは?
実は、KPI未達成の背後には、
・目標設定のズレ
・重要成功要因(CSF)の見落とし
・社員一人ひとりのモチベーション管理不足
この3つが深く関わっています。

例えば、チーム全体に対して一律の目標を設定してはいませんか?
「昨年の2倍を目指せ」と高い数字を掲げたものの、現場では達成可能な道筋が示されず、ただ焦りだけが募っている!
これは多くの営業組織で起こっている“目標設定の罠”です。

さらに、KPIの「達成」という言葉だけが独り歩きし、肝心の「どうやって達成するのか?」という具体的な戦略が欠けている場合もあります。数字を追いかけるだけでは、結果は改善しないのです。

今こそ、KPIを超えた「戦略」と「実践」を見直す時
もしあなたが今、
「頑張っているのに結果が出ない」
「どんな指導をすれば社員が数字を上げられるのか分からない」
と感じているなら、これはチームが変わるチャンスです。

数字だけを追いかけるのではなく、
「社員が自ら目標達成に向けて動き出す仕組み」
「目標達成に必要な重要成功要因(CSF)の明確化」
を取り入れ、チームの力を最大限に引き出すことができれば、
KPI達成は“遠い理想”ではなく、現実の成果として目の前に現れます。

この記事では、
・KPI未達の根本原因とその改善方法
・CSF(重要成功要因)を営業組織に取り入れる方法
・心理学に基づく目標設定と達成へのステップ
これらを分かりやすく、具体的に解説します。
KPI達成を「頑張り頼み」から「戦略的な結果」へと変えるために、まずは現状の課題を一緒に見つめ直していきましょう。


よくある悩みと背景情報:KPI未達の本当の原因とは?
営業KPIが未達成となる原因は、表面上の「数字の低迷」だけではありません。現場で起こっている悩みや課題に目を向けてみましょう。

1. 目標設定が高すぎる、もしくは曖昧
「今年度は売上を前年比2倍に!」
このように意欲的な目標を掲げることは大切ですが、現場ではどうでしょうか?
営業マンたちは心の中でこう呟いているかもしれません。

「2倍なんて本当に達成できるのか?」
「頑張っても無理だと分かっている目標に、どうやる気を出せばいいのか…」

人間の心理学的に、達成不可能だと感じる目標に対しては「達成意欲」どころか「無気力」が生まれます。これは心理学者マーティン・セリグマンの提唱する「学習性無力感」の理論にも裏付けられています。

逆に、目標が曖昧な場合も危険です。
「今月はもっとアポイントを増やそう」「とにかく売上を伸ばせ!」
このような抽象的な目標では、何をどうすれば良いのかが分からず、行動が散漫になります。

2. 営業マン個々の状況や能力を無視したKPI設定
「トップセールスマンを基準にしたKPI設定」
これは多くの営業組織で見られる失敗の一つです。
優秀な営業マンの成果をそのまま基準にすれば、全体が底上げされるように感じますが、現実は違います。

経験の浅い社員にとっては「達成不可能な数字」として映り、やる気が低下する。
ベテラン社員は「目標が厳しすぎる」と不満を感じ、現状維持にとどまる。
一律の目標設定は、社員個々のモチベーションを低下させ、「自分には無理だ」という敗北感を生み出すのです。

3. 重要成功要因(CSF)の欠如
「KPIは設定した。でも、どう達成するのか?」
この「達成までの道筋」が示されていないことが、KPI未達の大きな原因です。

営業活動において重要なのは、達成のための具体的なステップを明確にすることです。
例えば、目標売上額を達成するために必要な「アポイント数」「提案数」「クロージング率」といったCSF(重要成功要因)を設定していなければ、社員は数字だけを追いかけ、どう動けば良いのか分からなくなるのです。

4. 現場へのフィードバック不足
数字の報告だけで終わっていませんか?
「今月は達成できなかったな。来月こそ頼むよ。」
この言葉だけでは、何も変わりません。

成果を出すためには、具体的なフィードバックと改善策が欠かせません。

何がうまくいかなかったのか?
次にどんな行動を取れば良いのか?
このような指導がなければ、社員はただ数字に追われ、失敗のループから抜け出すことができないのです。

5. モチベーション管理の軽視
営業職は、特に「感情労働」と言われるほど精神的負担が大きい仕事です。
・毎日、断られることへのストレス
・成果が出ないことでの焦り
・周囲の期待に応えられないプレッシャー
こうした感情が積み重なれば、営業マンのモチベーションは確実に低下します。
数字がすべてだと追い込まれることで、「やる気」や「自信」が削がれ、社員が自分の限界を決めてしまうのです。

営業組織に必要なのは“戦略的なKPI設計”と“CSFの明確化”
KPI未達の原因は、単に「努力不足」ではありません。
・適切な目標設定
・CSF(重要成功要因)の設定
・個々に合ったフィードバックと改善策
これらを仕組みとして組み込み、社員が「達成可能だ」と感じることで、営業チーム全体の成果は劇的に変わるのです。

次のセクションでは、「KPIを達成するための具体的な解決策」をご提案します。
現状のKPI管理を一歩進化させ、成果を出す営業チームに生まれ変わるための方法をお伝えします。


解決策:KPI達成のための具体的ステップとCSFの活用
KPIを達成するためには、ただ目標を掲げるだけでは不十分です。必要なのは戦略的な設計と、そこに紐づく重要成功要因(CSF)の明確化です。このセクションでは、KPIを達成するために欠かせない具体的なステップをご紹介します。

1. KPIの再設計:SMARTゴールで現実的な目標を設定する
KPI未達の多くは、「目標の非現実性」や「曖昧さ」に起因します。そこで、SMARTゴールの考え方を取り入れて、達成可能な目標を再設計しましょう。

SMARTゴールのポイント
・S(Specific:具体的で明確)
「月に10件の新規アポイントを取る」など、行動ベースで明確な目標を設定する。
・M(Measurable:測定可能)
「提案数」「成約率」「訪問件数」など、数値で成果を測定できるようにする。
・A(Achievable:達成可能)
各営業マンのスキルや経験に応じた現実的な目標に落とし込む。
・R(Relevant:関連性がある)
組織全体の目標に直結する行動を設定する。
・T(Time-bound:期限がある)
週単位、月単位で期限を明確に区切り、進捗管理を徹底する。

「今月の売上目標1,000万円を達成するために、週3件の新規アポイントを取り、月20件の商談を実施する」
このように具体的で測定可能な目標を設定すれば、営業マン自身も「何をすれば達成できるのか」が明確になります。

2. CSF(重要成功要因)の明確化
KPIを達成するためには、「何が成果に直結するのか?」を把握する必要があります。これが「CSF(Critical Success Factor:重要成功要因)」です。

営業活動における代表的なCSFは以下の通りです。
・新規アポイント数(月間・週間の目標)
・提案・商談件数
・成約率(提案に対する受注の割合)
・フォローアップ回数(既存顧客へのアプローチ頻度)

CSFの設定ステップ
①.KPIから逆算して、成果を生み出す具体的な行動指標を洗い出す。
②.各社員の能力や経験値に合わせてCSFを細分化する。
③.定期的に進捗をチェックし、CSFにズレがないか確認する。

3. 行動ベースのKPI管理:プロセスを「見える化」する
数字だけを追うKPI管理では、営業マンは「結果」しか評価されないと感じ、モチベーションが低下します。そこで、行動ベースのKPI管理を導入しましょう。

例えば、以下のような行動指標を設定します
・毎週3件の新規訪問を実施する
・毎日2件のフォローコールを行う
・提案書を週5件作成する
これにより、成果が出ていなくても、「行動の成果」を評価することで営業マンの自信とやる気を保つことができます。また、行動ベースで管理することで、「どこでつまずいているのか」が可視化され、的確なサポートが可能になります。

4. 定期的なフィードバックと改善
KPI達成には、定期的な進捗確認とフィードバックが不可欠です。
週次ミーティングで進捗を確認し、達成度を共有する。
小さな成功体験を称賛し、次の行動につなげる。
・達成できなかった場合は、「何が原因だったのか?」「次に何をすべきか?」を具体的に議論する。
フィードバックは単なる指摘ではなく、営業マン自身が**「自分で改善策を考え、実行できるようサポートする」**形が理想です。

5. 営業マンのモチベーション管理
KPI達成のためには、営業マンの心理的なサポートも欠かせません。
・成功体験の積み重ね:小さな目標を達成し、努力が報われる体験を与える。
・個別コーチング:一人ひとりの悩みや課題に寄り添い、具体的なアドバイスを行う。
・チームの成功を共有:成果を出したメンバーを称賛し、チーム全体の士気を高める。

心理学的には、人は「達成感」と「自己効力感(自分はできるという感覚)」を感じることで、より高い成果を出し続けることが証明されています。

次のセクションでは、「解決策実行のポイント」を詳しく解説します。成功の鍵やよくある落とし穴を知ることで、失敗を避け、営業チームを確実に前進させることができます。


解決策実行のポイント:成功の鍵とよくある落とし穴
KPI達成に向けて解決策を実行する際、成功するチームと失敗するチームの間には、明確な違いがあります。その違いを生むのは、「ポイントを押さえているかどうか」です。

1. KPI達成は「数値」だけではなく「プロセス」を重視する
多くの営業組織は、KPIとして「売上金額」や「成約数」といった最終成果にだけ焦点を当てます。しかし、これでは達成できなかった場合、何が原因だったのか把握するのが難しくなります。

成功のポイント
・プロセスKPI(行動目標)と成果KPI(結果目標)の両方を設定する。
 例:「週5件の新規訪問」や「商談後のフォローコールを3日以内に行う」
・結果に一喜一憂するのではなく、「行動の質」と「改善点」に目を向ける。

2. 社員一人ひとりに合わせた「個別対応」を徹底する
KPIはチーム全体の目標として設定されることが多いですが、社員一人ひとりの状況や能力は異なります。

よくある失敗例
・すべての営業マンに対して一律の目標を課してしまう。
・成果を出せない社員へのフォローが不十分になる。

成功のポイント
・営業マンのスキルや経験に合わせたKPIを設定する。
・ベテラン営業マンには高い目標を、若手には「基礎行動」に焦点を当てる。
・1to1ミーティングを通じて、個々の進捗や課題を把握し、的確なアドバイスを行う。
・成果が出ない場合は「何がつまずきの原因なのか?」を共に分析し、行動改善へと導く。

3. 「フィードバック」の質を高める
営業マンの成長には、質の高いフィードバックが欠かせません。単なる結果報告で終わっていませんか?

よくある失敗例
・「頑張れ」「数字を上げろ」といった精神論のみの指導。
・「何が悪かったか」の指摘だけで、次のアクションが明確でない。

成功のポイント
・ポジティブなフィードバックを忘れずに、社員の「自信」と「やる気」を引き出す。
 例:「今週は新規訪問が5件できたね!次は商談につながるアプローチを一緒に考えよう」
・具体的な「改善策」や「次の行動指標」をセットで伝える。
 例:「成約率を上げるために、お客様の課題を深掘りする質問を増やしてみよう」

営業マンは「成長の道筋」を感じた時、最大のパフォーマンスを発揮します。

4. チーム全体の「成功体験」を共有する
営業チームは、成功体験を共有することで相乗効果が生まれるものです。

よくある失敗例
・個々の営業成績ばかりが注目され、チームの一体感が生まれない。
・成果が出ない社員が孤立し、組織から離脱する。

成功のポイント
・チームミーティングで成功事例や「うまくいったプロセス」を共有する。
・社員同士でフィードバックを行い、互いに学び合う文化を作る。
 例:「今月のトップセールスマンはどんな工夫をしたのか?」をみんなで分析する。
こうした共有を通じて、「自分もできる」という意識が芽生え、社員のモチベーションと行動量が高まります。

5. モチベーション維持の「仕組み」を作る
営業活動は、時に「断られ続ける苦しい仕事」として捉えられがちです。だからこそ、社員のモチベーション維持が欠かせません。

成功のポイント
・小さな成功を称賛する
 大きな目標だけではなく、日々の行動目標(例:新規訪問件数)を達成した際にも評価する。
目標達成後の報酬やインセンティブを導入する。
 金銭的なインセンティブだけでなく、休暇取得や表彰制度も効果的です。
・営業マン一人ひとりの努力や成長を「見える化」し、組織全体で共有する。
モチベーションの維持には、「社員の努力が評価されている」という実感が最も重要です。

まとめ:成功の鍵は「目標設定×CSF×仕組み化」
KPI達成のためには、
①明確で現実的な目標設定(SMARTゴール)
②重要成功要因(CSF)の設定と行動の見える化
③質の高いフィードバックと個別対応
④チーム全体の成功体験の共有
⑤モチベーション維持の仕組みづくり
これらを実行することで、営業チームは確実に成長し、成果を生み出す組織に変わります。


貴社の場合はどうでしょうか?(CTA)
これまで見てきたように、KPI未達の原因には目標設定のズレ、重要成功要因(CSF)の欠如、そして現場への適切なフィードバック不足など、さまざまな要素が絡み合っています。しかし、解決策を取り入れれば、営業チームは確実に変わります。

「うちのチームは、KPIを達成できるだろうか?」
この問いに、今すぐ答えるのは難しいかもしれません。

ただ一つ言えるのは、

・適切な目標設定が行われ
・成果につながる行動(CSF)が明確になり
・社員一人ひとりのやる気と能力が最大限引き出される環境が整えば、
「数字は結果として必ずついてくる」ということです。

「CO&TEAM」の支援で営業チームを劇的に変革する
もし、現状のKPI達成に苦しんでいるなら、
「CO&TEAM」のサポートで、営業チームのパフォーマンスを飛躍的に向上させることが可能です。

CO&TEAMの強み
・現場経験豊富な講師陣が直接指導し、社員のやる気と成績を引き出します。
・KPI達成に向けた戦略的なカリキュラムで、成果に直結する行動を具体的にサポート。
・1to1コーチングを通じて、個々の課題を解決し、成長を加速させます。

実績データ
CO&TEAMの導入により、営業チームの成約率は平均2.5倍に向上し、組織全体の意識改革と業績アップを実現しています。

次の一歩を踏み出しましょう
「数字が出ない…」と悩んでいる時間は、もう終わりにしましょう。
営業目標の達成に向けて、貴社の営業チームが劇的に変わる第一歩を、今ここから踏み出しませんか?

さらに具体的な解決策や支援内容について知りたい方は、ぜひお問い合わせください。
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まとめ
この記事を通じて、KPI未達の原因とその解決策について理解いただけたかと思います。

・KPIの戦略的な再設計
・CSF(重要成功要因)の明確化
・社員の行動管理とモチベーション向上
これらを実践すれば、貴社の営業チームは確実に成果を上げることができます。

今こそ、成果を出すための「仕組み」と「戦略」を手に入れましょう!

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