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要注意!売れない営業の特徴5選!

2024.12.30

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はじめに
「なぜうちの営業チームは結果が出ないのか?」
「毎月研修も実施しているのに、なぜ変わらないのか?」

日々、営業組織を率いる経営者やマネージャーの皆さんが直面する永遠の課題かもしれません。営業成績を上げるためにさまざまな対策を打ち出しても、結果が伴わない。売れる社員と売れない社員の差が広がるばかりで、「結局、売れる営業マンに頼るしかないのか…」と頭を抱えていませんか?

しかし、今この瞬間に考えていただきたいのです。
「このままで本当に良いのだろうか?」

営業成績が上がらない原因は、個人の努力や能力だけではありません。実は、多くの営業チームには**共通する「売れない営業の特徴」**が潜んでいるのです。その特徴を理解し、的確に改善することで、チーム全体の生産性と業績は驚くほど変わります。

この記事では、「売れない営業」に共通する5つの特徴を明らかにし、その原因と改善策を解説します。あなたの組織に潜む課題を明確にし、次の一手を打つためのヒントを提供します。

さあ、一緒に「営業組織の弱点」を見つけ、強いチームへと変革していきましょう。


よくある悩みと背景情報
営業チームを率いる皆さんにとって、次のような悩みは決して他人事ではないはずです。

・「トップ営業に頼りきりで、他の社員が成長しない」
・「研修を何度も実施しているのに、現場では効果が出ない」
・「売れない営業担当者が原因で、チーム全体の士気が下がっている」
多くの企業では、一部の優秀な営業マンに依存して業績を維持しているケースが散見されます。しかし、その構図は非常に不安定であり、トップ営業が離職した瞬間にチーム全体が崩壊するリスクを抱えています。

なぜ、このような状況が生まれるのか?
・研修の「やっただけ」問題
座学中心の営業研修では、知識は身につくものの、現場での実践には結びつきにくいことが多いです。

・管理職のフォロー不足
営業担当者の個別の課題を把握しきれず、適切なフォローができていないケースも少なくありません。

・個人の課題が放置されている
売れない営業担当者の課題は、スキルだけではなく「マインドセット」や「仕事への姿勢」にも関わる部分が多いです。しかし、そこに踏み込んで解決できる場が提供されていないのが現状です。

・営業組織の「売れない構造」
心理学的にも、人は自分の失敗を繰り返すことで「自分にはできない」という固定観念を持つようになります。つまり、売れない状態が長く続くほど、その営業担当者は成長しづらくなるのです。

さらに、売れない社員がいることでチーム全体のモチベーションが低下し、負の連鎖が生まれてしまいます。これは経営者やマネージャーの皆さんにとって、見過ごすことのできない問題です。

「このまま放置して、本当に大丈夫なのか?」

次のセクションでは、売れない営業の5つの特徴を具体的に取り上げ、その原因を深掘りしながら解決の糸口を探ります。


売れない営業の特徴5選!
営業成績が上がらない原因は、個々の営業担当者の能力不足だけではなく、組織の構造や仕組みにも潜んでいることが多いものです。現場ではさまざまな「売れない営業の特徴」が見られますが、そのまま放置すれば、チーム全体の士気低下や業績悪化につながりかねません。

ここでは、よく見られる5つの特徴を解説し、それが組織に与える影響について掘り下げます。

1. 顧客ニーズを正確に把握できていない
顧客との商談は「ニーズの深掘り」から始まります。しかし、売れない営業担当者は、顧客の表面的な要望だけを聞いて満足してしまい、その背後にある真の課題や悩みにまで踏み込めていないことが多いのです。

例えば、顧客が「コストを削減したい」と言ったとき、その言葉だけを受け取って「安いプラン」を提案してしまう。しかし、実際には「手間を減らして業務効率を上げたい」という本当の目的が隠れていることがあります。

このようなすれ違いが繰り返されると、顧客は「この営業担当者には頼れない」と感じ、他社に流れてしまう可能性が高まります。営業担当者には単なる「聞き役」ではなく、顧客の言葉の裏側にある本音を引き出す力が必要です。

2. 提案内容が抽象的で説得力に欠ける
顧客は「購入後の未来」を具体的にイメージできなければ、意思決定を先延ばしにしてしまいます。しかし、売れない営業担当者は提案内容が抽象的で、顧客に具体的なビジョンを示せないことが多いのです。

例えば、「このシステムを導入すれば効率が上がります」と言われても、顧客はその効果を実感できません。しかし、「このシステムを導入することで、月に50時間の業務時間が削減でき、年間で600時間の余力が生まれます」と具体的な数値を示せば、顧客は明確な価値を感じ取ることができます。

提案が曖昧なままでは、どんなに良い商品やサービスでも成約にはつながりません。顧客に「これなら大丈夫だ」と思わせるだけの具体性と説得力が必要です。

3. 返事待ちの顧客を多く抱えている
「一度提案したが返事待ちになっている顧客」が増え続けている場合、それは営業活動が停滞しているサインです。

よくあるのは、「検討します」と言われたままフォローが途切れてしまうケースです。しかし、顧客が「検討する」と言う背景には、まだ何かしらの不安や疑問が残っていることが多いのです。

返事待ちの顧客が増え続けると、営業担当者のリソースは圧迫され、新しい顧客に注力する余力がなくなります。そして、返事を待つ間に顧客は競合他社へ流れてしまうことも少なくありません。

商談後のフォローは営業活動の最終段階ではなく、「次につなげる大切なプロセス」であることを再認識しなければなりません。

4. マインドセットが弱く、自信が持てない
「どうせ自分には無理だ…」
「またダメだったらどうしよう…」

こんな言葉が営業担当者の頭の中で繰り返されていないでしょうか。営業活動には「失敗」がつきものですが、それを繰り返すことで自信を失い、行動が萎縮してしまうケースが少なくありません。

自信を失った営業担当者は、新規開拓や挑戦的な提案を避ける傾向にあります。そして、現状維持の範囲内でしか行動しなくなり、成績は低迷し続けます。

マインドセットは一朝一夕で変えられるものではありません。しかし、日々の成功体験を積み重ね、失敗を学びに変える習慣を作ることで、少しずつ改善されていきます。

5. 管理者が個々の課題を把握しきれていない
売れない営業担当者の多くは、個別の課題や悩みを抱えています。しかし、その問題に気づかれず、放置されていることが少なくありません。

例えば、「自分のどこが悪いのかわからない」という状態で努力を続けても、成果にはつながりません。そして、管理職が一人ひとりの課題に向き合う時間を確保できていない場合、その悩みは放置され続け、やがてモチベーションの低下につながります。

営業チーム全体の成績を上げるためには、管理者が「個別の課題にしっかり向き合う時間」を確保し、一人ひとりに適切なアドバイスやサポートを行うことが不可欠です。

次に取るべきアクションは?
これら5つの特徴が1つでも当てはまるなら、その課題は放置すべきではありません。しかし、課題が明確になれば、その解決に向けて適切な手を打つことは可能です。

次のセクションでは、これらの問題を解消するための「具体的な解決策」をお伝えします。


解決策
売れない営業の特徴を理解した上で、次に重要なのは「具体的な解決策をどう実行に移すか」です。単なる知識やノウハウの提供ではなく、現場での行動変容を促すことが鍵となります。

以下では、チーム全体を底上げし、売れない状態から抜け出すための実践的な解決策を紹介します。

1. 顧客ニーズを引き出す「質問力」研修の実施
顧客の本音や真のニーズを引き出すためには、「質問の質」が重要です。多くの営業担当者は、表面的な質問しかできておらず、深い部分に踏み込めていません。

具体的なアクション
・「5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)」を活用した質問術の研修を実施。
・ロールプレイング形式で、顧客との対話をシミュレーションし、質問の引き出しを増やす。
・管理者が定期的に商談内容をフィードバックし、質問の質を改善する。
営業担当者が「顧客の言葉の裏側」を読み取れるようになれば、提案の精度は格段に上がります。

2. 提案書の「具体性」を高めるトレーニング
顧客が意思決定するためには、提案内容が具体的でなければなりません。曖昧な提案は、顧客の迷いや不安を増大させるだけです。

具体的なアクション
・提案書には「数値」「ビフォーアフター」「成功事例」を必ず盛り込む。
・提案のロールプレイを行い、顧客役に具体的な質問をさせることで内容をブラッシュアップする。
・管理者が定期的に提案書をチェックし、改善点を具体的に指摘する。
提案の「説得力」を高めることで、商談の成約率は確実に向上します。

3. 「返事待ち顧客」の進捗管理とフォロー強化
「検討中」「返事待ち」となっている顧客が多い場合、その顧客は放置されるリスクが高くなります。返事待ちの顧客には、**「次の一手」**を意識的に打つ必要があります。

具体的なアクション
・商談後、次回の具体的なフォロー日程をその場で決める。
・営業担当者に「フォローアップシート」を活用させ、進捗を見える化する。
・管理職が定期的に返事待ち顧客のリストを確認し、アクションが途切れていないかチェックする。
「返事待ち」が「成約」に変わるかどうかは、フォローの質とタイミングにかかっています。

4. 自信とマインドセットを再構築するコーチング
マインドセットの弱さや自信の欠如は、数字には表れない営業の大きな課題です。しかし、ここを改善しなければ、どんなスキル研修も効果を発揮しません。

具体的なアクション
・定期的な1on1ミーティングを実施し、個々の悩みや課題を共有する。
・営業担当者に小さな成功体験を積ませ、自信を回復させる。
・マインドセット研修やモチベーション維持のためのプログラムを導入する。
「できる」という自信を取り戻すことで、行動量や質が自然と向上します。

5. 管理職が個々の課題に向き合う時間を確保する
管理職が営業担当者一人ひとりに向き合う時間を確保することは、チーム全体の成長に直結します。

具体的なアクション
・定期的に1on1ミーティングを実施し、担当者ごとに明確な改善ポイントを設定する。
・個々の課題をデータ化し、進捗を可視化する仕組みを導入する。
・管理者自身もリーダーシップやマネジメントスキルを向上させる研修を受ける。
組織として「管理職が人材育成に専念できる時間」を確保することが、チーム全体の成功に欠かせません。

改善に向けた第一歩を踏み出す
営業組織の成績は、個々の営業担当者のスキルや行動だけでなく、管理体制や組織の文化にも大きく影響されます。

ここで挙げた解決策を実践すれば、売れない原因にしっかりと向き合い、「売れる営業チーム」への変革が可能です。

次のセクションでは、ポイントを解説し、改善プロセスをスムーズに進めるためのコツをお伝えします。


解決策実行のポイント
解決策を知ることは重要ですが、それを「現場で確実に実行し、継続させること」が何よりも大切です。多くの企業では、「改善策を導入したものの定着しなかった」という課題が後を絶ちません。

以下では、営業組織に改善策を根付かせるための6つの実行ポイントを解説します。

1. 経営層・管理職のコミットメント
どれだけ素晴らしい解決策も、経営者や管理職が本気で取り組まなければ、現場には浸透しません。

具体的なアクション
・経営者自らが「営業組織改革」の意義を全社員に向けて発信する。
・管理職が率先して取り組み、日々の行動で模範を示す。
・進捗状況を定期的に確認し、優れた取り組みを全体で共有する。
組織の変革は「上層部の本気」から始まります。

2. KPI(重要業績評価指標)を明確に設定する
「結果」を求めるだけではなく、**「プロセス」**に焦点を当てたKPI設定が欠かせません。

具体的なアクション
・個々の営業担当者に「月間○件の新規アプローチ」「週○件の商談成立」といった明確な行動KPIを設定する。
・KPIは「結果(成約率)」だけでなく「行動(訪問数や提案数)」にもフォーカスする。
・達成状況を見える化し、チーム全体で共有する。
KPIが具体的であればあるほど、営業担当者は「何をすれば良いのか」が明確になり、行動が加速します。

3. 振り返りによるPDCAサイクルを回す
どれだけ優れた解決策でも、**「実行→評価→改善」**というサイクルが回らなければ効果は持続しません。

具体的なアクション
・月に1回、チーム単位で「振り返りミーティング」を実施する。
・「何がうまくいったか?」「何が課題だったか?」を明確にし、次回のアクションに落とし込む。
・PDCAの各ステップ(Plan=計画、Do=実行、Check=評価、Act=改善)を徹底し、継続的に改善を重ねる。
「やりっぱなし」にならない仕組みづくりが重要です。

4. 定期的な1on1ミーティングで個別フォロー
営業担当者一人ひとりの課題や悩みに向き合う時間を確保することで、個人の成長が組織全体の成長につながります。

具体的なアクション
・月に1回、各営業担当者と1on1ミーティングを実施する。
・課題や悩みをヒアリングし、解決策やアクションプランを一緒に考える。
・小さな成功体験を積み重ね、自信をつけさせる。
1on1は単なる業務報告の場ではなく、「成長支援の場」であるべきです。

5. 改善活動を「仕組み化」する
営業活動や改善策が「個人の努力」に依存している間は、再び停滞するリスクが高まります。

具体的なアクション
・改善策や営業プロセスをマニュアル化し、全員が参照できるようにする。
・営業管理ツールを導入し、活動内容や進捗を可視化する。
・定期的に仕組みが機能しているかをチェックし、アップデートする。
「人ではなく、仕組みで回る組織」を構築することが重要です。

6. 成果を共有し、成功体験をチーム全体に広げる
小さな成功を見逃さず、チーム全体で共有することが、営業組織のモチベーションを維持する鍵です。

具体的なアクション
・月次会議で成功事例を共有し、全体で学びを得る。
・成果を出した営業担当者を表彰し、努力を称える文化を作る。
・個人ではなく、チーム全体で成功体験を共有し、一体感を醸成する。
成功体験を「組織全体の財産」として積み上げることで、チーム全体が成長していきます。

「改善」は習慣化されてこそ意味がある
組織改善は一度の取り組みで終わるものではありません。「行動の継続」「定期的な振り返り」「組織としての意識改革」が必要です。

KPI設定で明確な指標を定め、PDCAサイクルで改善を回し続けることで、営業組織の生産性と成果は確実に向上します。

次のセクションでは、行動への一歩を促すメッセージをお届けします。


貴社の場合はどうでしょうか?
ここまで、「売れない営業の5つの特徴」、そしてその**「具体的な解決策と実行ポイント」**についてお伝えしてきました。

改めて、貴社の営業チームを思い浮かべてみてください。

「同じような課題」が放置されてはいませんか?
「何度も研修を受けているのに成果が出ない」と感じることはありませんか?
「特定の営業担当者に頼りきり」になってはいませんか?
組織の成績が伸び悩む原因は、決して一部の担当者だけの問題ではありません。組織全体の仕組みやマネジメントに改善の余地がある可能性があります。

今こそ、営業組織の「改革」に踏み出す時です。
解決策は、理論や戦略だけではなく、**「現場での確実な実行」**にかかっています。そして、その実行を支えるのは経営層や管理職のリーダーシップです。

「本気で営業組織を変えたい」とお考えなら、まずは「一つのアクション」から始めてみてください。
・営業チーム全体のKPIを見直す
・1on1ミーティングを定期的に実施する
・営業活動の成果を全体で共有する文化を作る
こうした小さな一歩が、営業組織全体の成長への大きな一歩につながります。

やる気」だけでは成果は出ません。
正しい解決策と、確実な実行、そして継続的な改善があってこそ、営業組織は強く、持続的に成長していきます。

「このままで良いのか?」と少しでも感じたなら、今こそ行動を起こすタイミングです。

営業チーム全体が同じ方向を向き、成果に向かって突き進む。
そのための第一歩を、今日から始めてみませんか?

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