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【営業は売る仕事?その勘違いが成果を遠ざけているかもしない】

2025.01.06

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1. はじめに:営業は「売る仕事」なのか?
あなたは営業という仕事にどんなイメージを持っていますか?
「とにかく数字を追いかける」「顧客に商品を売り込む」「断られてもめげずに訪問を重ねる」こんな姿を思い浮かべる人は少なくないでしょう。

でも、ちょっと考えてみてください。
本当に、それが営業の本質でしょうか?

例えば、顧客があなたにこう聞いたとします。
「この商品、本当に私に必要ですか?」
その瞬間、あなたはどう答えるでしょうか?
「絶対にお得です!」「今月のキャンペーンがチャンスです!」と急いで売り込んでしまう営業は多いかもしれません。

しかし、本当に顧客が求めているのは「商品」ではなく、その商品を通じて叶えられる未来や安心、成功ではないでしょうか。

優れた営業は、目の前の顧客に対して「商品を売る」のではなく、顧客の未来を一緒に考え、共に悩み、共に答えを見つけるサポーターとして存在しています。

「営業=売る人」という思い込みが、あなたに大きな勘違いをさせているかもしれません。
「営業=顧客の未来を一緒に描くサポーター」というマインドセットを持つことで、顧客との関係性は一変し、自然と成果はついてきます。

では、なぜ多くの営業担当者が「売ること」に囚われてしまうのでしょうか?
どうすれば「顧客の未来を共に考え、聴き切るサポーター」へと成長できるのでしょうか?

本記事では、その「営業の勘違い」を紐解き、成果を出し続ける真の営業マインドについて深掘りしていきます。

あなたの営業活動を、ただの「売り込み」から「顧客の未来を共に描く旅」へと変えてみませんか?


2. よくある悩みと背景情報:なぜ「売ること」に囚われてしまうのか?
「今月の数字、絶対に達成しろよ!」
「なんでクロージングできないんだ?」

営業会議でこんな言葉が飛び交い、プレッシャーを感じた経験はありませんか?
多くの営業担当者は、目の前にある「売上目標」に追われるあまり、本来大切にすべき「顧客との関係性」を見失いがちです。

■ 営業担当者が抱えるよくある悩み
✅「数字を追いかける毎日で、顧客との関係を築く余裕がない」
✅「商談が“売り込み”になってしまい、信頼関係が築けない」
✅「顧客の課題より、自分の営業成績が優先されてしまう」
✅「この商品を買えば幸せになるはず、と自分に言い聞かせている」
こうした悩みの根底には、**「営業=売ること」**という固定観念があります。

■ なぜ「営業=売る人」という勘違いが生まれたのか?
1. 企業の文化や目標設定
多くの企業では「売上目標の達成」が最優先される文化があります。
その結果、営業担当者は「売ること」だけを目的にしてしまい、顧客の本当の課題やニーズを後回しにしがちです。

2. 短期的な成果主義
四半期ごと、月ごとの目標達成が求められる現場では、短期的な成果にフォーカスせざるを得ません。
しかし、本当に顧客の信頼を勝ち取るには「長期的な関係構築」が不可欠です。

3. 営業トークやノウハウ偏重
「こう言えば売れる」「このクロージングテクニックが効果的」といったノウハウが優先され、「顧客と向き合う姿勢」がおざなりになるケースも少なくありません。

■ 営業の本質とは何か?
優れた営業担当者は、数字やノルマに追われながらも、常に「顧客の成功」を第一に考えています。
彼らは売ることではなく、顧客と一緒に未来を考え、聴き切ることに重きを置いているのです。

数字は結果であり、信頼と価値提供の積み重ねによって自然とついてくるもの。
今こそ、「営業=売る仕事」という固定観念を手放し、「顧客のサポーター」という新しい営業の在り方を受け入れる時です。

ここまでで、営業が陥りがちな「勘違い」の背景や悩みを整理しました。
次は、その「勘違い」を解消し、成果を出し続けるための具体的な「解決策」についてお話しします。


3. 解決策:顧客の未来を一緒に考え、聴き切るサポーターになる
■ 営業は「顧客の未来を共に描くサポーター」である
顧客が本当に求めているのは「商品」ではありません。
それは、「その商品やサービスを通じて叶えられる未来」です。

例えば、営業担当者が保険商品を提案する場面を想像してください。
顧客が求めているのは「保険契約」ではなく、「家族の安心」「将来への備え」といった未来の姿です。

営業担当者がまず取り組むべきは、「顧客自身も気づいていない未来像を一緒に考え、引き出すこと」です。

■ 未来を一緒に考え、聴き切るための3つのステップ
① 深く聴く:顧客の言葉の“裏側”を理解する
顧客の話を表面的に聞くのではなく、その言葉の背景や本音に耳を傾ける。
「なぜその課題を解決したいのか?」という理由や動機を引き出す。

質問の例
・「今、一番困っていることは何ですか?」
・「もしこの課題が解決されたら、どんな未来が待っていますか?」


② 一緒に考える:顧客と“未来地図”を描く
顧客が思い描く理想の未来を一緒に具体化する。
「この商品を導入すれば…」ではなく、「この課題を解決すれば、どんな変化があるか?」という視点で対話する。

質問の例
・「この課題が解決された未来、どんな姿になっていると思いますか?」
・「その未来に到達するために、どんなサポートが必要ですか?」


③ 提案する:顧客の未来に必要な“手段”を示す
最後に、自社の商品やサービスが、顧客の未来を実現するための「手段」としてどのように役立つのかを伝える。
あくまで主役は顧客であり、商品は“脇役”であることを忘れない。

提案の例
・「お話を伺って、お客様の理想に近づくためには、こういったサポートができると思います。」

■ 営業マインドを変える「3つの心得」

①「売る」のではなく「聴き切る」
 ・営業の第一歩は、顧客の言葉を100%受け止めること。

②「顧客の未来」を自分ごととして考える
 ・顧客の成功や未来を自分の目標として捉える。

③「商品」は解決の手段に過ぎない
 ・商品やサービスを押し付けるのではなく、あくまで顧客の未来実現の手段として提案する。

■ こんな営業担当者が信頼される
✅顧客に「この人は私の味方だ」と思われる。
✅商品を売る前に、顧客の気持ちに寄り添うことができる。
✅顧客が「この人に相談してよかった」と感じる。

次のセクションでは、この解決策を「どのように実践していくか?」に焦点を当て、「解決策実行のポイント」を解説します。


4. 解決策実行のポイント:顧客と未来を共に描くための実践法
■ 営業は「聞く→考える→提案する」のプロセスを徹底せよ
「聞く→考える→提案する」――このシンプルなプロセスを徹底することが、顧客と未来を共に描くための第一歩です。
しかし、多くの営業担当者は「聞く」よりも「提案」に急ぎがちです。

ここでは、顧客と信頼関係を築き、真に「未来を共に考え、聴き切るサポーター」になるためのポイントを解説します。

■ 1. 顧客の話を“最後まで”聴き切る
✅聴く姿勢を意識する
 ・顧客が話している途中で言葉を遮らない。
 ・共感を示しながら、しっかりと「うなずき」と「相槌」を打つ。

✅質問の質を高める
 ・「なぜその課題を解決したいのですか?」
 ・「その背景にはどんな事情がありますか?」

✅顧客の未来像にフォーカスする
 ・「もしこの問題が解決したら、どんな状態が理想ですか?」

👉ポイント:顧客の言葉の“裏側”にある本音や感情を引き出すことで、本質的な課題が見えてきます。


■ 2. 顧客の未来を一緒に“見える化”する
✅顧客の未来像を言語化・可視化する
 ・「その理想が叶ったら、どんな毎日が待っていますか?」
 ・「理想の状態に近づくために、最初に取り組むべきことは何でしょうか?」

✅未来地図を共に描く
 ・顧客と一緒に、理想の未来に向かう「ロードマップ」を作成する。
 ・短期・中期・長期のステップを整理する。

👉ポイント:未来の姿を共有し、共通認識を持つことで、営業と顧客は「同じゴール」を目指す仲間になります。


■ 3. 商品やサービスを「手段」として提示する
✅解決策は顧客の未来像に紐づける
 ・「このサービスは、お客様の理想の未来に近づくためのサポートができると考えています。」

✅顧客に選択肢を提示する
 ・「こんなアプローチも考えられますが、どちらがより合いそうですか?」
 
✅商品を“売る”のではなく、“価値”を提案する
 ・商品の特徴やスペックではなく、「顧客にとってどんな未来が待っているのか」を語る。

👉ポイント:営業は「商品を売る人」ではなく、「解決策を提案する人」であることを忘れない。


■ 4. 小さな約束を守り、信頼を積み重ねる
✅信頼は小さな行動の積み重ね
 ・約束の時間を守る。
 ・提案後のフォローを怠らない。

✅定期的なコミュニケーション
 ・商談が終わった後も、定期的に連絡を取り、関係性を維持する。

👉ポイント:営業における信頼関係は、一度の契約ではなく、日々の小さな行動の積み重ねによって築かれます。


■ 5. チームで共有し、営業マインドを文化にする
✅チーム全体で「顧客の未来を一緒に考え、聴き切る」文化を作る
✅成功事例を共有し、チーム全体で成長する
✅定期的に「顧客の未来地図」を振り返る

👉ポイント:営業担当者一人ひとりが「サポーター」であるというマインドを持つことで、組織全体が顧客から信頼される存在になります。


■ 営業マインドの変革が生む未来
✅営業担当者自身が「売り込むこと」に囚われず、顧客との対話を楽しめるようになる。
✅顧客が「この人なら信頼できる」「この人と一緒に未来を描きたい」と感じる。
✅結果として、営業目標や売上は自然と達成されていく。


5. 貴社の場合はどうでしょうか?
あなたの営業チームは、日々「顧客の未来を共に考え、聴き切る営業」を実践できていますか?
それとも、目の前の「売上目標」や「月末の数字」に追われ、「売ること」にばかりフォーカスしていませんか?

■ 営業チームを振り返る3つの質問
①営業担当者は、顧客の話を最後まで聴き切れていますか?
②顧客の未来像を一緒に考え、具体的に描けていますか?
③商品やサービスを「手段」として、顧客の未来実現に提案できていますか?
もし、ひとつでも「No」があるなら、今こそ営業マインドを見直す絶好の機会です。

■ 営業の成果は「売る力」ではなく「サポートする力」
営業担当者一人ひとりが「顧客の未来を共に考え、聴き切るサポーター」として行動すれば、信頼関係は自然と築かれ、売上という成果は後からついてきます。

■ 今日から始める第一歩
・次の商談では、「提案」よりも「聴き切ること」に全力を注いでみてください。
・顧客の未来像を一緒に描き、「その未来に必要なサポート」を考えてみてください。
・営業チーム内で、「顧客の未来地図」を共有し合う場を設けてみてください。

■ 弊社は、貴社の「未来を共に描く営業マインド」の構築をサポートします
貴社が「売る営業」から「顧客と未来を共に考える営業」へと変わることは、単なる業績向上にとどまらず、顧客との揺るぎない信頼関係を築く第一歩です。

ぜひ一度、営業マインドや組織文化を見直し、次のステージへと進んでみませんか?

営業の本質は「売ること」ではなく、「顧客の未来を共に描き、サポートすること」。

今日から、営業の在り方を少しずつ変えていきましょう。
その先には、きっと新しい営業の成功モデルが待っています。

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