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【仮設提案 vs 質問型セールス!あなたの商品に合うのはどっち?】

2025.01.16

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はじめに:営業戦略の選択で迷うあなたへ
営業現場で、「どうすれば顧客に本当に響くアプローチができるのか?」と日々悩んでいませんか?営業戦略を選ぶとき、私たちは往々にして“仮設提案セールス”と“質問型セールス”、この2つを対立するものとして考えがちです。

仮設提案セールスは、事前に顧客の課題や解決策を仮定し、それをもとに提案を組み立てる手法。一方、質問型セールスは、顧客に寄り添いながら深掘りした質問を投げかけ、課題を顧客自身に言語化してもらうアプローチです。どちらも強力な手法ですが、実はこの2つを対立するものと捉える必要はありません。

これらを効果的に組み合わせることで、営業はさらなる次元へ進化します。仮説をもって準備を整えながら、質問を通じて顧客の本音や真の課題を引き出す。このMIXこそが、成果を引き出す鍵となるのです。

例えば、こんなシーンを想像してください。

・A社は、自社のITサービスが業務効率を30%改善するというデータをもとに、仮説を立てた提案を行いました。しかし、その場で顧客に質問を投げかけることで、真の課題が実は「チーム間のコミュニケーション」にあると判明し、提案内容をカスタマイズ。結果、信頼と契約の両方を勝ち取りました。

・B社は、質問型セールスを駆使して顧客の悩みを深掘りしましたが、準備していた仮説をもとに迅速な提案を行うことで、顧客の意思決定をスムーズに進めました。

どちらも、仮設提案と質問型のアプローチをミックスすることで成果を最大化しています。

営業の現場は、顧客のニーズも競合環境も複雑化しています。その中で、1つの手法に固執するのではなく、柔軟に組み合わせる力が求められています。このブログでは、仮設提案と質問型のMIXを活用する方法と、それを成功に導く具体的なポイントを解説します。

あなたの営業スタイルを次のレベルに引き上げる準備を、さあ始めましょう!


よくある悩みと背景情報
営業担当者が直面する課題
多くの営業担当者が次のような悩みを抱えています
・顧客の課題が読み切れない
仮説提案を行っても、顧客が「それは課題ではない」と言ったり、そもそも課題が顕在化していないことがしばしばあります。

・質問が浅くなり、信頼を得られない
質問型セールスを試みても、表面的な質問に終始してしまい、顧客の本音や真の課題を引き出せないケースがあります。

・提案内容が顧客に響かない
準備した提案が顧客の期待や状況に合わず、結果として商談が進まないことがあります。

背景にある営業環境の変化
営業が直面する課題の背景には、次のような環境変化があります

1.顧客ニーズの多様化と複雑化
かつては「商品力」だけで勝負できた時代もありましたが、今では顧客ごとに異なるニーズや課題を深く理解することが求められています。

2.情報過多の時代
インターネットの普及により、顧客は自分で情報を集めることが可能になり、営業担当者が一方的に情報を提供するだけでは信頼を得ることが難しくなっています。

3.競合の激化
同じ市場で似たような商品・サービスを提供する企業が増えたため、単に商品を売るだけではなく、顧客との関係性を重視した営業が重要になっています。

成功している営業の共通点
成功している営業担当者には、以下の共通点があります:

・仮説を立てた準備がある
顧客の業界や背景についてリサーチを行い、仮説をもとにした提案を準備しています。

・柔軟な質問力を持つ
仮説を検証するために質問を投げかけるだけでなく、顧客の予想外の課題に気づけるような質問を行っています。

・信頼関係の構築を最優先にしている
提案や質問を通じて、顧客が「この人となら話をしたい」と思える信頼感を醸成しています。

これらの成功要因を押さえた上で、仮設提案と質問型のMIXアプローチがなぜ効果的なのかを次のセクションで詳しく掘り下げていきます。


解決策:仮設提案と質問型をMIXしたアプローチ
営業の現場はまるで旅のようなものです。成功への道筋は一筋縄ではいかず、しばしば予想外の出来事が待ち受けています。しかし、仮設提案と質問型セールスを融合することで、どんな道も切り拓く武器を手に入れることができるのです。

仮設提案の基礎:リサーチと仮設立案の具体的方法
営業プロセスの始まりはリサーチです。この段階でいかに深く顧客を理解できるかが、仮設の質を左右します。

1.リサーチ方法
・業界レポートを分析する:顧客が属する業界のトレンドや課題を把握します。具体的には、業界誌や経済ニュースを利用。
・競合分析:顧客の競合企業の成功事例や失敗事例を調査します。
・社内データの活用:過去の商談記録や類似事例から共通点を見出し、仮設に取り入れます。

2.仮設の構築
・ロジックツリーの活用:顧客の抱える可能性のある課題を分解し、詳細に仮設を設定します。

・例:売上が低迷している理由を「顧客数の減少」「単価の低下」「リピート率の低下」と分け、それぞれの仮設を立案。
・インパクト評価:各仮設が顧客にどの程度の影響を与えるかを定量的に分析。

3.仮設を検証可能にする準備
・データを基にした裏付けを準備し、仮設を検証可能な形に整えます。たとえば、同業界での実績データや平均値と比較。

質問型セールス:顧客の心を開くための技術
仮設を検証するために、効果的な質問を用いて顧客との対話を深めます。

1.心を開かせるための第一歩
・信頼を築く質問:最初に投げかける質問は、顧客が答えやすいものから始めましょう。

・例:「現在のプロジェクトで一番の課題は何ですか?」
・顧客が共感や信頼を感じることが、対話を深めるための鍵です。

2.本質的な課題を探る質問
・「なぜ」を繰り返すテクニックを活用し、表面的な回答から深層の課題へ掘り下げます。
・例:「その課題が発生している理由を少し詳しく教えていただけますか?」

3.未来志向の質問で期待感を引き出す
・顧客が課題解決後の理想像を描けるような質問を投げかけます。
・例:「もしこの問題が解決したら、どのような成果を期待されますか?」

解決策を実現するための次のアクション
仮設提案と質問型セールスをミックスして成功させるためには、以下のポイントを実践してください。

1.商談後のフォローアップ
・商談後に得られた顧客の反応やフィードバックをもとに、新たな仮設を立案。
・定期的な訪問やメールでフォローし、提案内容のブラッシュアップを続けます。

2.提案資料の視覚化
・提案内容をグラフやチャートで視覚化することで、より直感的に理解してもらえます。
・例:現状の課題と改善後のメリットをビジュアル化し、違いを明確に示す。

3.継続的なコミュニケーション
・顧客との対話を定期的に行い、新たなニーズや課題を見逃さないようにします。
・「次にどのようなステップを進めるべきか」を明確に伝え、行動に移してもらう工夫をする。

これらのステップを活用することで、顧客に寄り添いながら提案内容の質を向上させ、より深い信頼関係を築くことができます。営業の現場では、1つの手法に固執するのではなく、柔軟な思考とアプローチを組み合わせることで、メンバーのモチベートとチームの数字をあげることができます。


貴社の場合はどうでしょうか?
この記事で紹介した仮設提案と質問型セールスのMIXアプローチを、ぜひ貴社の営業プロセスに取り入れてみてください。最初は、以下のような小さなステップから始めることをおすすめします。

仮設提案の準備を強化する
チーム内で定期的にワークショップを開催し、仮設立案の練習を行いましょう。顧客の背景情報や業界トレンドをもとに具体的な仮設を立て、効果的な提案を準備します。

質問スキルのトレーニングを実施する
質問型セールスのスキルを磨くために、シナリオ別の模擬商談を行います。具体的な質問リストを作成し、質問の深掘りや未来志向の質問を実践する機会を設けましょう。

成功事例を共有し、改善を重ねる
仮設提案と質問型セールスをミックスして成果を上げた事例をチーム内で共有することで、他のメンバーも成功要因を学び、実践に活かせるようになります。

次の一歩を踏み出す準備を
貴社がこのアプローチを導入することで、営業チーム全体のスキルと成果が飛躍的に向上することを確信しています。この方法論を取り入れることで、顧客との信頼関係をさらに深め、長期的なビジネス成功への道を切り拓きましょう。

もし具体的なアドバイスや支援が必要であれば、ぜひお気軽にご相談ください。次の商談が、顧客にとってもあなたにとっても、これまで以上に実り多いものになるよう、心から応援しています。

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