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【数字よりも心!住宅購入を決める「本当の」理由とは?】

2024.09.16

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はじめに
住宅の購入は、人生の中で最も大きな決断のひとつです。
多くの営業パーソンや経営者は、「価格」や「スペック」といった数字に目を向けがちですが、実際にお客様が家を選ぶ際の決定要因は、必ずしも数字ではありません。
感情が重要な役割を果たします。
今回は、住宅購入における「本当の」決断理由に焦点を当て、価格だけに頼らない営業のポイントをお伝えします。


よくある悩み5つ
住宅販売会社や不動産売買会社の営業パーソンからよく聞く悩みは、以下のようなものです。

1.価格競争で負ける
競合他社が値下げしてきた場合、価格で勝負しがちです。
しかし、価格の引き下げ合戦は利益を圧迫し、最終的に会社にとっては大きな損失を招く可能性があります。
価格だけで勝負することは一時的な解決にすぎず、長期的にはビジネスの健全性が損なわれてしまいます。

2.クロージングがうまくいかない
お客様が契約の最終段階で迷いを感じるのはよくあることです。
これは、商品そのものではなく、心理的な安心感が不足していることが原因です。
信頼関係が十分に築けていないと、お客様は最終的な判断に不安を感じ、契約を躊躇します。この段階では、価格や条件よりも「この営業パーソンから買って大丈夫か」という感情が大きな影響を与えます。

3.お客様の本音が引き出せない
顧客が何に悩んでいるのか、何が本当の不安なのかが引き出せない場合、提案が的外れになる可能性があります。
顧客は、自分のニーズや不安を理解してくれる人に対してだけ心を開きます。
適切なヒアリングができないと、顧客の本当の感情に触れることができず、解決策を見出せません。

4.提案が心に響かない
提案した内容が顧客に響かないのは、単に数字やスペックを羅列しているだけではないでしょうか。
人間は感情で意思決定をするため、商品のスペックや価格だけを強調しても、心に響くことはありません。
感情に訴える提案ができていないと、商品そのものの魅力が伝わらず、結果的に成約に繋がりにくくなります。

5.顧客との信頼関係が築けない
信頼関係が築けない場合、顧客は提案に耳を傾けません。
特に住宅という大きな買い物においては、購入者は「この営業パーソンを信頼できるかどうか」を重要視します。単にビジネスの関係で終わってしまうと、顧客は最終的に契約を見送るか、他社へ流れてしまう可能性があります。


問題の原因
これらの悩みの根本的な原因は、「顧客の感情や心理に寄り添った営業ができていないこと」です。
多くの営業パーソンは、数字や条件に依存しすぎてしまう傾向があります。
しかし、心理学的には、顧客の意思決定に大きな影響を与えるのは感情です。
人間の脳は「感情的な決断」を先に下し、その後で理性的な説明をつけるというプロセスを経ます。

この「感情優先」のプロセスを無視して、数字や論理だけで説得しようとすると、顧客は心理的な抵抗感を感じ、購入をためらいます。
特に、信頼関係が築けていない状態では、顧客は安心感を持てず、購買決定を後回しにすることが多くなります。
さらに、信頼関係が不十分だと、顧客は営業パーソンに本音を打ち明けることができず、その結果、表面的なニーズしか掴めないまま提案を行ってしまいます。


問題を放置した先の機会損失
もし、この問題を放置したまま営業活動を続けると、企業として大きな機会損失が発生します。

価格競争に巻き込まれる
他社との価格競争が続けば、利益率が低下し、会社全体の収益が圧迫されます。住宅販売は利益率が重要なビジネスであり、価格競争での消耗戦は、長期的なビジネスの健全性を損ねます。

OB顧客からの紹介が望めない
一度家を購入した顧客からの紹介が期待できなくなります。
住宅はリピート購入が少ないため、紹介は非常に重要な新規顧客獲得手段です。
信頼関係が築けなければ、紹介を得ることができず、結果的にマーケティングコストが上昇します。

契約率の低迷
クロージングで顧客の心を動かすことができないと、契約率が低下し、目標達成が困難になります。
特に、感情的なサポートが不足している場合、顧客は購入を躊躇し、他社へ流れる可能性が高まります。

営業活動の効率低下
顧客との信頼関係が築けないまま営業活動を続けると、毎回ゼロからのスタートになります。
その結果、営業効率が悪化し、売上の成長が見込めなくなります。信頼関係があると、短期間で成果を上げることができ、効率的な営業が可能になります。


解決策の提示
この問題を解決するためには、以下の4つのステップを実践することが重要です。

1.お客様の感情にフォーカスする
お客様が住宅を購入する際、最も重要視するのは感情です。
住宅に対するイメージや将来の生活を思い描かせることで、顧客の感情を引き出し、その感情に寄り添った提案を行うことが成功の鍵となります。
価格やスペックではなく、「ここでどのような生活が送れるのか」「家族の将来がどれほど安心できるか」という感情的な要素を引き出すことが重要です。

2.ベネフィットを丁寧に伝える
商品のメリットだけを伝えるのではなく、「この家に住むことで得られる具体的なベネフィット」を伝えることが大切です。
たとえば、「リビングが広い」ではなく、「家族が集まり、リラックスできる空間が生まれる」など、顧客が実際に感じるであろうポジティブな未来をイメージさせます。

3.顧客との信頼関係を築く
信頼関係は、お客様に安心感を与えます。
心理学的にも、人は自分を理解してくれる相手に強い好感を抱きます。
ヒアリングを通じて顧客の本音を引き出し、顧客が本当に何を求めているのかを見極めましょう。
そして、そのニーズに対して的確な提案を行うことで、信頼が強固になります。

4.小さな数字から提案するクロージングを実践する
クロージングの際は、大きな金額を一気に提示するのではなく、小さな数字から順次説明し、ステップを踏んで顧客に納得させます。
人は大きなリスクに対して不安を感じやすいですが、ステップを分けることで、安心感を持って決断しやすくなります。


3つの理由
なぜ感情を重視する営業アプローチが効果的なのか?その理由を3つ挙げます。

1.住宅購入は感情的な決断
家を購入するということは、その家で暮らす未来を描くことです。
家はただの建物ではなく、そこに住む家族の生活や、安心感、満足感に大きく関わってきます。お客様が家を選ぶ際、感情が重要な役割を果たしているため、感情に訴える提案が効果的です。

2.信頼関係が購買行動を促す
信頼できる相手から家を買うことは、お客様にとって大きな安心材料となります。
信頼がない相手から大きな決断をするのは、心理的に大きなリスクです。
逆に、信頼関係がしっかり築かれていれば、顧客は安心して購入を決断します。

3.ベネフィットが感情に響く
商品の機能やスペックだけではなく、感情的なベネフィットを伝えることで、顧客の心に強く響きます。
顧客が「この家に住むことで得られる安心感」を具体的に感じられるように提案することで、契約に繋がる確率が高まります。


3つの根拠
次に、感情重視の営業アプローチが成功する理由を、心理学やマーケティングのデータに基づいて説明します。

1.脳科学的根拠
人間の意思決定の大部分は感情に基づいて行われます。
特に大きな買い物である住宅購入では、感情が意思決定に強く影響することが、脳科学の研究でも示されています。
数字や論理だけでは、人は意思決定を行えないのです。

2.心理学的根拠
消費者心理学でも、購買決定に信頼が重要であることが示されています。
信頼できる営業パーソンは、顧客の心を開き、最終的な購入決定を促進します。
信頼関係がないと、顧客はリスクを感じ、購入をためらいます。

3.マーケティングデータ
マーケティングのデータによれば、消費者は商品の機能よりも、それによって得られる感情的な利益を重視します。
ベネフィットを具体的に伝えることで、消費者の購買意欲が高まり、契約に至る確率が向上することがデータでも裏付けられています。


アクションプラン
具体的に何をすべきか、今後のアクションプランを提案します。

1.ヒアリングを強化する
ヒアリングを通じて顧客の本音を引き出すことは、信頼関係構築の第一歩です。
心理学的にも、人は自分を理解してくれる相手に対して強い信頼感を持ちます。
したがって、顧客が何を求め、どんな不安を抱えているのかを徹底的に引き出すことが重要です。
顧客が自分の声をしっかり聞いてもらい、共感されることで、その営業パーソンに対する信頼感が大きくなります。

また、効果的なヒアリングは単に質問をするだけでなく、顧客が本音を引き出せるように配慮することも重要です。
たとえば、「今後の生活でどんなことを大切にしたいですか?」といった感情に訴える質問や、「この家があなたにとってどんな未来をもたらすと思いますか?」など、顧客が具体的に将来を想像できる質問をすることで、顧客の深層心理にアプローチすることができます。
こうしたアプローチは、表面的な情報だけではなく、顧客の真のニーズを理解するために欠かせません。

2.感情に訴えるプレゼンを作る
提案資料やプレゼンテーションの中で、数字やスペックだけでなく、感情に訴えるストーリーを組み込む。お客様がその家でどんな幸せな未来を描けるのかを具体的に伝える。

3.クロージングで小さな数字から提案する
クロージングの際は、大きな金額を最初に提示せず、小さな金額から順次説明していくことで、顧客の心理的負担を軽減する。人は小さなステップを踏んで決断する方が心理的に安心感を覚えやすいという特性を活用します。


まとめ
住宅購入の決定要因は、数字だけではなく、感情や信頼関係が重要な役割を果たしています。
お客様の感情に寄り添い、信頼関係を築き、感情的なベネフィットを伝えることで、価格競争から脱却し、持続的な成果を上げることができます。

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ゆっくりお話しを聞いて整理していきましょう!

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