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【なぜ売れないのか?顧客のニーズとズレている営業の落とし穴】

2024.11.03

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はじめに
営業の仕事は「商品を売ること」と考えている営業マンも少なくないでしょう。
しかし、この考え方こそが、成約率を下げる大きな要因になっているのです。
顧客はただ商品を買いたいわけではなく、「自分の抱える問題を解決したい」「悩みから解放されたい」というニーズがあるためです。

営業の役割は「売ること」ではなく、顧客が抱える問題や課題を一緒に見つけ出し、それを解決する提案を行うことです。
その結果として、顧客が納得し、商品を購入することになります。
本記事では、売上が伸び悩む営業のよくある悩みや問題点、改善のための具体的な解決策について解説していきます。
この記事を読むことで、営業成約率の向上に役立つ実践的な知識と考え方を得られることでしょう。


よくある悩み5つ
営業における成果が上がらない理由は、顧客のニーズや本当の問題を見逃していることが大きな原因です。ここでは、よく見られる5つの悩みについて紹介します。

1.「商品説明はしっかり行っているのに、反応が薄い」
多くの営業マンが抱える悩みです。
商品説明を丁寧にしても、顧客が感じているのは「この商品が自分にとって必要かどうか」ではありません。
説明されても自分の問題解決に繋がらないと感じれば、心は動かされません。

2.「価格がネックになり、成約に至らない」
営業マンはよく「価格が高いから売れない」と言いますが、価格が問題なのではなく、顧客にとっての価値が伝わっていないことが原因です。
高額でも価値があると感じられれば、顧客は購入に踏み切るものです。

3.「顧客がすでに他のブランドを使っており、なかなか乗り換えない」
新しい商品を提案しても、すでに慣れ親しんだブランドから離れるのは顧客にとってリスクと感じられることが多いです。
信頼を築くためのプロセスが欠けていると、成約は難しくなります。

4.「会話が盛り上がっても、実際の購入には結びつかない」
話が弾んでいても、それだけでは成約にはつながりません。
会話が商品紹介に終始している場合や、顧客のニーズに合致していない内容の場合、購入に至ることは難しいでしょう。

5.「顧客からの信頼が得られない」
いかに親しみやすく接しても、ビジネスとして信頼されなければ成約は生まれません。
信頼を築くには、顧客のために本当に価値のある解決策を提案することが求められます。


問題の原因
上記の悩みの背後には、営業のアプローチが「商品を売ること」に集中してしまい、顧客が本当に必要としているものに目を向けていないことが共通の原因として挙げられます。
つまり、「商品を売ること」ではなく、「顧客の問題を解決すること」にシフトする必要があるのです。

多くの営業マンは商品やサービスの素晴らしさを必死に伝えようとしますが、その過程で顧客を置いてけぼりにしてしまいがちです。
例えば、商品説明に熱中してしまう営業マンは、商品知識は豊富ですが、顧客の課題や悩みには興味を示していないことが多いです。
そのため、「商品について理解してもらう」ことに意識が向き、顧客が本当に求める解決策を提示できていないのです。
顧客にとっては営業マンの話が他人事に感じられたり、退屈に思えたりし、その場から気持ちが離れてしまうこともあるのです。

また、価格や競合ブランドの利用を理由に挙げる場合も、顧客が感じる価値の提示が不足しているため、他の選択肢に魅力を感じてしまうのです。
最初に商品やサービスを売り込むあまり、顧客にとっての「価値」が十分に伝わっていないと、顧客は価格にばかり注目しがちです。
その結果、他社との価格競争に巻き込まれ、自社の独自性や強みが活かされないまま、ただの「安さ」を求められる状況に陥ってしまいます。


問題を放置した先の機会損失
問題が解決されないままでいると、どのような機会損失が発生するでしょうか?

1.成約率の低下による売上損失
「売れるかどうか」を最優先にしている営業は、結果として成約率が下がり、売上が落ち込んでいきます。
顧客の心をつかめないと、価格競争に陥りやすくなり、利幅の減少や成長の停滞が発生します。

2.顧客との信頼関係が築けず、リピーターを逃す
顧客は問題解決に寄り添ってくれる営業に対して信頼を寄せますが、そのような姿勢がなければ、他の選択肢に流れてしまいます。
特にリピーターを得られないことは、長期的な売上に大きな影響を与えます。

3.市場でのブランド価値が低下し、競合に対する優位性を失う
顧客視点での営業ができていないと、競合に対するアドバンテージを失うことにもつながります。
「あの会社は自分の問題を解決してくれない」と感じられれば、ブランドへの信頼も失われ、競合に顧客を奪われてしまいます。


解決策
問題解決型営業のスタンスを取ることで、顧客に対するアプローチが大きく変わり、成約率の向上に直結します。
解決策としては以下の3つのステップが効果的です。

1.顧客のニーズと問題を徹底的にヒアリングする
まずは、顧客がどのような悩みを抱えているのか、どのような課題に直面しているのかを正確に把握することが必要です。
ここでの「聞く力」が、解決策を提案するための基礎となります。

2.顧客と課題を共有し、共通のゴールを見つける
顧客が抱える問題を営業マンと共有することで、信頼関係が築かれます。
顧客と一緒に課題を解決するためのゴールを設定することで、双方が同じ方向を向いて進むことができます。

3.課題解決に役立つ提案を行い、結果として商品を勧める
最終的に、課題解決に役立つ商品やサービスを提案します。
ここで重要なのは、あくまで課題解決が第一であり、その手段として商品があるという姿勢です。顧客にとっての価値を強調し、購入への道筋を整えましょう。


3つの理由
顧客視点に立った問題解決型営業を導入することで、顧客との関係や成約率にポジティブな変化が生まれます。その中でも特に営業成約に直結する以下の3つの理由が挙げられます。

1.顧客視点の営業は信頼を得やすい
顧客は、営業マンが自分の視点に立ち、自分の問題や悩みに真剣に向き合ってくれると感じると、自然と信頼を寄せるようになります。
この信頼は、「ただ売りたい」営業マンに対する感情とはまったく異なり、「この人なら自分の問題を本当に理解してくれる」と感じる深いレベルのものです。
信頼関係が構築されると、顧客は安心して提案を受け入れることができ、価格以上の価値を感じてもらうことが可能になります。
この信頼こそが、競合他社との差別化要因となり、顧客が繰り返し取引したいと思う理由につながります。

2.顧客満足度が向上し、リピーターの獲得につながる
顧客の悩みを解決することを優先する営業は、顧客満足度を高める大きな鍵となります。
問題解決を目的とするアプローチでは、顧客のニーズに合致した提案ができるため、顧客の期待を超えることが可能です。
満足した顧客は、「この会社や営業担当者から買い続けたい」と感じ、リピーターになる可能性が高まります。
また、リピーターは価格を重視する新規顧客と違い、商品の価値を理解しているため、安定的な売上が期待できます。
このため、顧客満足度を高めることが、長期的な売上増加に直結するのです。

3.競合との差別化が図れる
顧客のニーズを理解し、そのニーズに応える提案は、競合との差別化を生む大きな武器です。
同じ商品やサービスを提供していたとしても、顧客の本質的な課題解決に寄り添う営業スタイルは、顧客に「この営業担当者から購入したい」という感情を引き出すことができます。
特に、どの会社の営業も似たようなアプローチをしている場合、顧客の課題を掘り下げて共有し、適切な解決策を提示する営業マンは異彩を放ち、顧客の記憶に残りやすくなります。
これは長期的な信頼関係を築く上でも非常に重要です。


3つの根拠
この営業手法の有効性を裏付ける根拠として、以下の3つの側面があります。
これらは、顧客心理学やデータ、差別化戦略の観点から効果が実証されています。

1.顧客心理学に基づく信頼関係の構築
顧客心理学の観点から、人は自分の悩みや課題に共感し、理解してくれる相手に対して信頼を寄せる傾向が強いとされています。
この心理は、営業においても非常に重要な要素です。
営業マンが顧客の話を聞き、課題に共感を示すことで、顧客は「この人は自分の悩みを理解してくれている」と感じ、心を開きやすくなります。
この信頼関係が強固であればあるほど、顧客は営業マンの提案に対して前向きな態度を示し、購入に対する心理的ハードルが下がります。
つまり、信頼関係の構築こそが成約率を向上させるための基盤なのです。

2.マーケティングデータから見たリピーターの価値
マーケティングにおけるデータ分析からも、リピーター顧客の売上貢献度が新規顧客に比べて非常に高いことが証明されています。
例えば、一般的にリピーターは新規顧客に比べて2~3倍の売上をもたらし、再購入の可能性も数倍に上ります。顧客視点での営業は、リピーター獲得に直結するため、安定した収益を確保するために非常に重要です。
リピーターが多い営業担当者は、安定的な売上基盤を築けるため、新規顧客獲得に費やすコストも抑えることができます。
結果として、営業活動が効率化され、より高い成果が見込めるのです。

3.差別化戦略としての問題解決型営業の効果
多くの業界が競争の激化にさらされている中で、単なる商品提案に終始する営業手法では、顧客にとってのインパクトが薄れがちです。
一方で、顧客の悩みを中心に据えた問題解決型のアプローチは、顧客に「他とは違う」「この営業担当者は本当に自分のために動いてくれる」という印象を与えることができます。
この差別化こそが、激しい市場競争において顧客を引きつけ、長期的なブランド価値を高めるための重要な要素となります。
結果として、問題解決型営業は、企業のブランド価値向上にも寄与するのです。


まとめ
営業の成功は「商品を売ること」ではなく、「顧客の問題を解決すること」にあります。
顧客が抱える問題に耳を傾け、共感し、課題を共有することで、自然と成約に結びつくのです。顧客視点でのアプローチを大切にし、営業活動を進めていくことで、より多くの信頼を獲得し、売上を最大化することができるでしょう。


最初の第一歩
今すぐ、あなたの顧客が抱えている問題を改めて見つめ直してみましょう。
そのためには、最初のアプローチで顧客がどのような悩みを持っているのか、深く聞き出すことから始めてみてください。
問題解決型営業へのシフトは、今日からでも実践できるものです。

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 記事発信責任者  荒田 忠輝


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